魔道祖師から始まり、天官賜福で沈んだ腐女子の話
中華BLに堕ちた最初の作品は『魔道祖師』でした。
あの作品に関してはもう、語ることが多すぎて、ひとことで言えば「信仰」。
アニメも小説も映像美も、すべてが完璧で、気がついたら生活が魏嬰と藍湛の感情で回っていた。
その時点で「中華BLってすごい…」と完全に沼入り確定。
その勢いで手を伸ばしたのが『天官賜福』。
とりあえず、小説を少しだけ読んでみた。
……のだけど、登場人物の呼び方が多すぎて、頭が混乱。
「これはちょっと落ち着いて読まないと無理なやつ」と思って、いったん保留。
それでも気になりすぎて、アニメを観てみたら――
OPでやられました。
曲と映像のシンクロ率が高すぎて、オープニングだけで物語の雰囲気に引き込まれます。
この時点で、沈む準備満タン。
映像が美しすぎて、世界観に即没入。凄すぎます。
何よりキャラへの愛着が一気に爆発しました。
特に花城の”兄さん”、謝憐の”サンラン”、あの呼び方だけでキュン死寸前。
謝憐と花城の関係性は、言葉にしにくい魅力があって、じわじわ効いてくるタイプです。
『天官賜福』アニメ感想｜中華BL初心者にもやさしい沼の入口
原作小説のときに感じた「登場人物が多くて、誰が誰だか分からない…」という不安。
アニメを観たら、そのあたりがすごく整理されていて、スッと物語に入れました。
キャラの表情、声、動き、関係性が、“感覚で理解できる”感じ。ありがたい。
何よりやっぱりビジュが最高。これは何ものにもかえがたい魅力です。
画面がとにかく美しくて、キャラデザインも背景も丁寧。
花城が歩いてるだけで場が整うし、謝憐が微笑むと徳が積まれる気がします。
花城と謝憐、声と“間”、圧倒的破壊力
これは本当にアニメでしか味わえない尊さでした。
まず、花城の声。
低くて落ち着いていて、ずっと余裕を感じさせるトーン。
でも謝憐に向けたときだけ、ほんの少しだけやわらかくなるんです。
その“やわらかさ”に気づいた瞬間、心を持っていかれました。
セリフとセリフの“間”も、完璧。
ちょっとした沈黙や返事までの一拍に、感情がぎゅっと詰まっていて、
喋っていない時間ですら、愛がにじんでくる。
なんなんですか、あれ。罪ですか？（尊すぎる）
そして謝憐の声も、凛としていて、慈愛に満ちている。
聴いてるだけで、包容感があって癒される声です。
穏やかで、でもどこか「強さ」を感じる響きでした。
この二人のやりとり、セリフの内容ももちろん素敵だけど、
“声”だけでも、関係性の深さがじわじわ伝わってきました。
テンポがやさしいアニメって、それだけで助かる
中華BLって、キャラも設定も世界観もすごいから、
ときどき情報の波に飲まれて「？？？」ってなることもあるんですけど、
天官賜福のアニメは、ほんとに進み方がやさしい。
ちゃんと1話ずつ感情を置いていってくれるし、
キャラ同士の関係も自然にわかってくるから、
「誰が誰？」って混乱しにくいのがありがたい。
しかも、テンポが落ち着いてるから、観てて疲れない。
世界観に慣れてきたころには、もう推しができてて、
気づいたら再生止まらないやつです。あれ？深夜3時？ってなるやつ。
中華BL気になってる人への「まずこれ観てみて」枠に、堂々のエントリーです。
続編、待ってます。ずっと待ってます。
ここまで感想を書いておいてアレなんですが――
アニメ、完結してません。未完です。
2025年4月現在、アニメは2期『天官賜福 貮』まで放送されています。
でも、原作の物語はそこでは終わっておらず、
続編の情報はまだ出ていません。つらい。
アニメだけでも充分に魅力は伝わるし、観る価値はあります。
ありますけど……
「この先どうなるの！？」ってなったところで、スッと終わります。
推しの尊い姿に涙して、次の展開に期待した瞬間に、エンディングです。
本当にありがとう。でも、続きをください。今すぐ。
言うだけはタダなので書いておきます。
Blu-rayの供養予定について
『天官賜福』のBlu-rayは、とっくに発売されているがまだ買ってない。
……買ってないけど、商品はカートの中で待機中。
魔道祖師へのお布施で金欠のため。涙。涙。涙。
だから、せめてカートの中身を眺めています。
天官賜福（1期）Blu-ray
天官賜福 貮（2期）Blu-ray
供物のために頑張って仕事します。
コメント