毎月Rentaで読んだ中から「これはもう紙で迎えるやつ」と思った“コレクション案件”だけを記録してます。
静かに刺さった作品、じんわり泣いたやつ、ちゃんと供養しておきたいタイトルの備忘録。

ちょっと待とうよ、春虎くん/気づいたら紙で迎えてた
Renta!の続刊配信お知らせ通知で見つけた2巻。
「あれ、こんなの……読んだことあったかな?」
正直、表紙の雰囲気だけで「好みじゃないかも」と思ってスルーしかけたけど、
作品ページを開いたら“無期限レンタル済”のマーク。読んでた。しかも2年前。
あらすじみてみると、
ゲイだと学校で知られてからマスクで感情を隠しつつ、“いじられキャラ”を演じている高校2年生の粕と、新一年生のまっすぐで素直な春虎。
2人が寮の同室になって、お互いの距離が少しずつ近づいていく青春BL。
まったく記憶になし。
なので1巻を読み直してみた。なんとこれが完全に再評価案件でした。
ちゃんと心に残ります。やさしい雰囲気で、静かに感情にくる、なんかちょっと泣ける。
受けのキャラがふわっゆるっとしてて、いつもなら苦手なタイプなんだけど、この作品は全然あり。むしろ可愛い。
ちゃんと芯があるし、関係性も丁寧で、読んでて心があたたまりまくりです。
ということで、即2巻を無期限レンタル。
1巻よりさらにパワーアップしてた。
恋愛だけじゃなくて、家族や過去と向き合う描写が入ってて、テーマとしてはやや重め。
“優しいだけじゃない、強さと痛みが混ざった感情”に泣ける。ボロボロ泣ける。
特に、お母さんとのシーンは完全にやられた。
あれはもう無理だった。泣くとかじゃなくて、大号泣。防波堤決壊です。
読了後、泣きながら紙書籍をポチリ。
この作品は、手元に残しておきたくなるタイプのやつです。
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